暖かくなると道端で見かけるようになる、ツヤツヤと緑色に光ったコガネムシ。
なぜか急激にたくさんのコガネムシが発生して、短い期間の間ですが大量発生しているのを見たことがある人も多いと思います。
あのたくさんのコガネムシは一体どこから出てくるのでしょうか?
コガネムシの産卵場所から生活、孵化をして成虫になるまでどのように大きくなってきているのか調べてみました。
コガネムシについて
コガネムシの一生は約1年と言われています。
皆さんがよく道端で見かける成虫の時期は、大体暖かくなってきた5、6月から8月頃までで、それ以外は幼虫、孵化の時期は土の中で生活をしていることがほとんどです。
コガネムシは日本全国、北は北海道から南は九州まで、どこでも生息するため日本人にはとても馴染み深い昆虫です。
しかしながら食害がひどく、幼虫の時には土の中で根や球根を食べ根っこから植物をダメにしてしまい、成虫になると葉っぱを食い荒らします。
そのため、自宅で飼育していた植物や野菜がコガネムシにやられてしまうなんてこともあるので、予めコガネムシが付いて産卵場所とされないように対策が必要なのです。
コガネムシの産卵場所
コガネムシの成虫は、良い状態の葉を見つけてエサとするのですが、そのコガネムシの糞につられて他のコガネムシ達がどんどん寄ってきます。
集まってきたコガネムシはどんどん葉を食い荒らした上に、そこの土に産卵していきます。
コガネムシは1回の産卵で20~30の卵を産むと言われていますので、数匹のコガネムシが産卵をしてしまったら大変な数になります。
そうして、そのまま幼虫が育ち植物の根っこがエサとなっていってしまうのです。
コガネムシは良い状態の葉、土をみて産卵場所を決めています。
コガネムシの産卵場所にならないように
もしご自宅で植物や野菜を育てているようでしたら、コガネムシの産卵場所とならないようコガネムシが付かないように注意してあげましょう。
放っておくとそのままどんどん増えていきます。
また、鉢やプランターに不織布やシートをかけてあげることも効果的です。
その場合、シートをかける以前に土に害虫がいないという状況が絶対条件です。
また、コガネムシには苦手なハーブや植物がありますので、近くに植えておくのも産卵場所にさせない効果的な方法です。
まとめ
コガネムシが選ぶ産卵場所は、幼虫がよく育つようにと状態が良く有機物が含まれる土ですから、そういった良質な土を使って何かを育てていればコガネムシも寄ってきます。
できる限りコガネムシが産卵場所にしないように予めブロックして、対策を行ってあげてください。