コガネムシは黄金の虫と書きます。
コガネムシは金持ちだという歌もありますよね。
そんなコガネムシの生体や、お金にまつわる話を紹介します。
コガネムシが金持ちと言われるのはなぜか?コガネムシの童謡の裏にある事実とは!?
コガネムシは金持ちだー♪
幼い頃1度はこの童謡を聞いたことがあるのではないでしょうか?
実はこの歌、意外と知られていない真相があります。
歌の内容
作詞:野口雨情(のぐちうじょう)作曲:中山晋平(なかやましんぺい)(1922年)
黄金虫は金持ちだ 金蔵建てた蔵建てた 飴屋で水飴買って来た
黄金虫は金持ちだ 金蔵建てた蔵建てた 子供に水飴なめさせた
コガネムシ=ゴキブリ説
実はこの歌の中のコガネムシの話はゴキブリのことなのではないか?と言われています。
というのも、この歌の作詞者である野口雨情さんは茨城県出身なのですが、茨城県がある北関東ではなんとゴキブリのことをコガネムシという方言があるようなのです。
由来として産卵前のメスのゴキブリは卵蛸(らんしょう)といわれる卵の入った袋をお腹の下に持ち歩くようになります。
その姿がガマ口財布に似ていることからコガネムシという呼び名があるのです。
コガネムシ=タマムシ説
こちらも茨城県のみの方言の一つで、タマムシのことをコガネムシと呼ぶ方言があります。
由来として、タマムシの美しい光沢ある緑色を見て昔は貴重品のように扱われていたそうです。
[黄金虫とタマムシ] 黄金虫=ゴキブリの説に疑問をもった 枝重夫氏(【童謡”黄金蟲”はタマムシだ!? 】の著者)は、茨城県で 近い筑波山麓・水 戸市の方言では、(ゴキブリではなく)タマ ムシをコガネムシと呼んでおり、お守りとして持っていたことなどから、黄金虫=タマムシを主張
— てんねんハリス (@tennnennHerris) 2012年10月13日
まとめ
黄金虫にはこんな沢山の意味があったのですね!
昔から、様々な言い伝えや、ゲン担ぎの意味合いを持つ昆虫も珍しいですよね!
いい意味を沢山持った昆虫だからこそ、発見したら少し感動ものですね。
まさか、童謡の中のコガネムシがゴキブリのことを言っていたかもしれないと思うと驚きですし、また方言についても驚きました。
大変昔の歌なので、真相・真意は分からない部分もありますが大変興味深い内容ですね。