毎年6月から8月頃に日本全国各地で生息している、とてもなじみ深いコガネムシ。
ツヤツヤメタリックな緑色をした身体で、小さいのにたくさん地面をはいつくばっているところをよく見かけるかと思います。
そんなコガネムシの成虫はお馴染みの姿ですが、幼虫の時はどんな特徴があるのでしょうか?
もともと小さな身体のコガネムシですが、成虫と幼虫が生息する特徴について調べてみました。
コガネムシの生態
コガネムシは日本全国で見ることができます。
北は北海道から南は九州まで、至るところで生息が確認されています。
成虫でも2センチ前後とあまり大きくもならず、飛びまわることを目にすることもあまりないのが特徴です。
しかしながら、コガネムシにより様々な植物が被害を受けてしまっているようです、これは成虫・幼虫に関わらずそれぞれの時期で、さまざまな食害を起こしているのが特徴です。
成虫の時は落ちている葉などを食べてそうなイメージですが、一体それぞれの時期にどのような食害を起こしているのでしょうか?
それぞれの特徴を見てみましょう。
コガネムシの幼虫
コガネムシの幼虫は白くてイモムシのような姿をしています。
コガネムシの幼虫は5月から11月頃に土の中に生息します。
土の中では、植物の根を食害してしまうのが特徴です。
そのため植物の根がやられてしまい、いっこうに育っていかないというような現象が起きてしまうのです。
もし、飼っている植物の土の中にコガネムシの幼虫が生息しているような場合は、根が食害されていますので必ず除去しましょう。
木もぐらぐらとなり、その植物は枯れてしまいます。
コガネムシの成虫
コガネムシは幼虫の間は土の中ですが、成虫になると表に出てくるのが特徴です。
とても繁殖力が強く大量発生することもあります。
成虫・幼虫に関わらず、コガネムシは様々な種類の植物について生息しています。
成虫になると葉を食い荒らすのが特徴的で、葉っぱが食い荒らされてレース状になっているのを見たことがある方も多いでしょう。
コガネムシの成虫は一度野菜に付くと、その糞のにおいで他のコガネムシを呼びどんどん数が増えていきます。
そのままにしておくと、そのまま土中に大量に卵を産んで翌年には幼虫が大発生と、食害の悪いループにはまってしまうのが特徴です。
まとめ
コガネムシは成虫では葉を、幼虫では根から食い荒らしてしまうという恐ろしい特徴があるんですね。
野菜や植物をご自宅の庭などで育てている場合、幼虫や成虫を見つけたら必ず駆除することが必要です。
毎年しっかりと野菜や植物を育てあげるためにも、注意して葉や木を確認してみてください。