最近はご自宅のベランダやお庭でプランター植物を育てている方も多いでしょう。
条件が良ければ簡単なお野菜を育てたり、家庭用のハーブを育ててお料理に使ったりと、毎日の楽しみが増えていきます。
そこで注意したいのが、コガネムシなどの害虫です。
せっかく手間ひまかけて育ててきた植物や野菜が途中で食われてしまったり、ひどい場合は根が育って行く前にやられてしまったりすることもあります。
そんなコガネムシはどのような成長過程で、どのように育っていくのでしょうか。
成長過程を知って、コガネムシ対策を早い段階でできるようにしたいですよね。
コガネムシとは
コガネムシとは、コガネムシ科の昆虫です。
成虫に成長しても体長は約2センチほどの小さな昆虫で、同じコガネムシ科のカナブンによく間違われます。
姿形はとても似ているカナブンですが、コガネムシとの成長過程は若干違うため、成虫になった時の飛行能力でも大きな違いがでてきます。
コガネムシとカナブンの大きな違いは身体の色でしょう。
コガネムシの成虫はツヤツヤとしたメタリックな緑色をしています。
そんなコガネムシは、どこで生まれてどのように育っていくのでしょうか?
その成長過程を追ってみましょう。
コガネムシの成虫
コガネムシは、段々と暖かくなる春頃に蛹になり1~2週間かけて成虫となります。
成虫になると5、6月から8月頃までは、地上で葉をエサにして成長していきます。
道端でよくコガネムシを見かけるのはこの頃です。
そこまで成長したコガネムシは、地上にいる間に良さそうな土を見つけて産卵します。
コガネムシの産卵は一度に20~30匹と言われていますので、一旦コガネムシが付いてしまうと大変なことになります。
ここまでの過程で、コガネムシが付かないよう十分に観察していてあげましょう。
卵から幼虫、成虫への過程
コガネムシの卵は土の中で孵化して、幼虫の間に冬を越します。
幼虫の間は、土の中で根っこや球根をエサとして成長してきますので、もしご自宅のプランターの土の中にコガネムシの幼虫が居たら、植物達の根が食い荒らされ育ちが悪くなってしまいます。
幼虫はそのまま土の中で育ち、蛹となり成虫へという成長過程を経ていきます。
このような成長過程から、できる限りコガネムシが付かないように日々気を付けていくことが大切です。
まとめ
コガネムシは上記の成長過程を経て、1年の寿命を遂げます。
とても短いのですが、繁殖力が強く一度コガネムシが付いてしまったらなかなか離れてくれないので、なるべく早い段階からコガネムシ対策をしておきましょう。